HOME | Design award | 第11回 DA2026ファイナリスト優秀作品
 

FINALIST 2026

ファイナリスト優秀作品

二次審査を通過し最終審査に残ったファイナリスト優秀作品のご紹介です。

 住宅部門

void
C.D.WORKERS

C.D.WORKERS 石本輝旭

void
階段吹き抜けという「void=空白」において、壁や手摺は常に人の手が触れる機能的な境界となる。指先に伝わる質感と、日々の接触に耐えうるメンテナンス性を両立させるため、この場所に大判タイルを採用した。機能に基づいた合理的な素材の選択により、何もない空白に力強い存在感を与えている。この合理的な選択はTV背面の納戸扉にも共通しており、壁面とタイルを完全に一体化させることで、生活動線の視覚的ノイズを排除した。余計な要素を削ぎ落とし、タイルの素材感で空間の質を構成することで、照明や家具の背景としての簡潔な美しさを表現した。

階段蹴込踏面・LDK床・玄関ホール床/「スノーアルプス」DMA-X2210G
階段壁・2階TV廻り壁・建具/「アーバンネイチャー」PAN-AF4440

広がる寝室
一級建築士事務所サカキアトリエ

設計 戸川賢木 撮影 橘薫

繋がりが紡ぐ空間の深度
寝室から廊下へと澱みなく壁面を伝う「連続するタイル」は、プライベートな寛ぎの場と移動の軌跡を一本の線で結び、視覚的な「空間の拡張」をもたらしている。Rを描きながら拡張するこのタイルが刻む規則正しいリズムは、陰影のグラデーションを纏うことで静謐なアートへと昇華され、空間に豊麗な表情と創造的な奥行きを与える。扉を開放すれば、それぞれの領域が一体的空間となり、単なる機能的なエリアを超えた深みが生まれる。素材の連続性が生み出す境界の曖昧化によって、日常の移動の場をアートと建築が共鳴する豊かな芸術的体験へと変える試みである。

西福間モデルハウス
FAVSTYLE(悠悠ホーム株式会社)

海岸の光を纏う、西海岸スタイルのキッチン
海沿いのロケーションを象徴する「ブルー×ホワイト」の対比を、名古屋モザイク工業の多彩なタイルで表現しました。腰壁の「シプレ」は、その艶感で空間に海のような広がりと透明感をもたらします。カップボード側は、あえて「クロジョーロ」の縦張りと「コットアムーリ」を併用。同じ白系統でも、シャープな直線美とハンドメイド風の温かみという異なるテクスチャーをミックスすることで、単調にならない上質なカリフォルニアスタイルを実現しました。タイルの張り方ひとつで、シンプルさと個性が共存するデザインを目指しました。

プレミスト京都 松ケ崎
大和ハウス工業株式会社

時の風格を編み込むタイル
洛北・松ヶ崎の穏やかな自然と京都の時間感覚を背景に、建築と庭、内と外が連続する空間を構想した。外観では周囲の緑に溶け込む落ち着いた色調と陰影をもつ素材を用い、街並みに静かな奥行きを与えている。一方、ゲストルームなどの内部空間では、同じ思想を引き継ぎながら、光や手触りによって人を迎え入れる表情をつくった。タイルを「仕上げ」ではなく、時間と風景を媒介する要素として位置づけ、住まい全体に一貫した世界観を編み込んでいる。

FUKUTSU TERRACE
株式会社森裕建築設計事務所

撮影 ORDINARE Kodai Kaido

海と内庭の異なる「開放感」を愉しみ、日常をリフレッシュする住宅の建築デザイン
この住宅は、美しい海岸線に位置し、異なる「解放感」を通じて日常をリフレッシュできる建築です。塀に囲まれた内省的な内庭は、水辺と緑、波音に包まれる空間です。コンクリートの塊が浮遊する構造の下、深い庇に守られたシームレスな空間で寛ぎます。そこから階段を上がると海の景色が広がり、2階には大きなテラスと大屋根があります。西日を遮る大屋根の余白空間により、海と深く向かい合えます。内庭の静寂な癒しと外庭即ち海への解放感を往復し、エネルギーに満ちた暮らしを実現します。1階は同種タイルで内外の一体感を演出し、光を受け止める空間とするために白を基調とした2階は同色調のタイルを選定し、豊かな空間を実現します。

2F床/「ピエトラプーラ」BLS-X8510
2F浴室壁・1F床/「ピエトラプーラ」BLS-AC8510
1Fテラス床/「ピエトラプーラ」BLS-X8630G
1F洗面壁/「リトス」EKP-Z7910

北海道 G邸
金田博道建築研究所

円庭の住まい
「敷地を最大限に活用したい」というクライアントの要望に対し、300坪の敷地を平屋の四角いボリュームで覆い、その中心を大きな円形の中庭としてくり抜く構成とした。中庭は外部からの視線をやわらかく遮り、内部空間に落ち着きと独立性をもたらしている。エントランスから右手にはゲストをもてなすBARのあるパブリックゾーン、左手には住まいとしてのプライベートゾーンを配置し動線を明確に分けた。エントランスから内部まで連続的にトラバーチンのタイルを採用したことで空間全体に一体感を生み出すとともに、午後のやわらかな光がタイル面に落ち、素材が持つ繊細な質感や豊かな表情を引き立てている。

和みのある家
nagom

設計 nagom 茂木哲 撮影 山内紀人

光と時間がかたちをつくる家
角部屋ならではの終日移ろう光が硬質な空間にゆらぎをもたらし、穏やかな時の流れと安らぎを感じられる住まいです。タイルをアクセントとすることで光の表情をさらに引き出しています。南側リビングでは艶のあるタイルが直射光を滲ませるように拡散させ、色むらが窓外の巨木の枝葉と呼応して室内外を緩やかにつないでいます。北側玄関ではボーダータイルの凹凸が僅かな反射光を拾うことで出迎えの場にふさわしい落ち着いた陰影を与え、自然光の届きにくい浴室では他の素材と静かに馴染むことで水場をひとつの居場所へと昇華しています。タイルの持つ多様な質感とサイズは光・時・場に応じて様々な表情を生み出し、空間に心地よさを与えています。

リビング壁/「コラトゥーラ」MRR-F4010
玄関壁/「エリアボーダー彩」LB-802
浴室壁/「ノブルヌーク」CTC-X2410M
浴室床/「ベッラレーニャ」ORG-O9140G

大倉山の家
株式会社礒建築設計事務所

撮影 中村晃

背景となる余白
築約30年になるマンション1室のリノベーションである。施主は余白と家具が映えるニュートラルな空間を望んでいた。そこで部屋の特性を活かしながら均質化、規格化されたマンション内部に、仕事の柔らかな肌理と陰影、素材による静かな揺らぎを与えることを考えた。無機質だった壁と天井は質感のある塗料で柔らかく包み、同じ石目調のタイルを床に敷き詰めた。廊下とLDKでタイルのサイズを変えることで微かな動きをつくり、場面展開の機能も期待した。柔らかな空間にアンティークのカウンターと黄色いカーペットがよく映えている。余白を大切にした設えは、暮らしの変化を受け止めながら時間を纏い、ゆっくりと表情を深めていく。

玄関・廊下・洗面床/「ストンテック」FGS-AC7920
LDK・個室・脱衣室・トイレ床/「ストンテック」FGS-X7920

松戸の自邸
tnd設計室

撮影 八坂麻里子

木軸フレームによるマンションリノベーション
55m²の小さなマンション住戸内に木軸フレームを挿入して入れ子状の空間を設けることで、面積以上の広がりを生み出す事を試みた設計者の自邸です。無垢な素材と職人の手仕事によってマンションでありながら時間と共に味わいの増す空間を目指しました。ダイニングの片隅に設けられた壁付けのキッチンはカップボードと一体的に造作することでダイニング家具のような印象を持たせています。壁面のタイルはアイアンバーや木製棚、キッチンの寸法との関係に加え他の自然素材との調和を考慮して選定しました。マンションリノベーションにおいても木造住宅で培われた技術を活用し日本の風土や文化に根差した空間を受け継いでいきたいと考えています。

シーズンフラッツ鉄砲町(てっぽうまち)
株式会社セゾンリアルティ 仙台支店

事業主 株式会社セゾンリアルティ 仙台支店 設計・監理 株式会社半田建築研究所
設計・デザイン監修 株式会社長谷建築設計事務所
施工 株式会社福田組 東北支店・クレハ建設株式会社 特定建設工事共同企業体

Urban Sanctuary ~木と石が織りなす、洗練と静寂のレジデンス~
都市の喧騒から離れ、住まう人が真に安らげる「静寂と洗練のサンクチュアリ(聖域)」をコンセプトに設計しました。建物全体を通じて、温もりある木目調の素材と、重厚感のある石目調のマテリアルを対比させながら調和させています。直線を基調としたシャープな幾何学デザインに間接照明の柔らかな光を組み合わせることで、日常のワンシーンをドラマチックに演出する上質な住空間を目指しました。

南長津田のリノベーション
株式会社オリーブデザイン一級建築士事務所

設計 株式会社オリーブデザイン一級建築士事務所 施工 NENGO工務店 撮影 Akira Nakamura

タイルが刻む時間 これまでの50年とこれからの50年
築50年を超える団地のリノベーション。玄関の既存タイルは、エンジ色の昭和レトロな雰囲気で、現代の感覚で見ても魅力があり、あえて残すことを選んだ。建物が持つストーリーを活かすことがデザインの出発点になった。団地の典型的な3DKの間取りを再編し、スペースをゆるやかに仕切る独立した壁を新しく設けた。周囲にダイニングやサニタリーの機能を配置し、タイル仕上げの壁面が暮らしのさまざまな場面を彩る背景となる。経年美を価値に変える住まいを目指した。それを可能にしたのは、タイルが持つ時代を超えて変わらない美しさ、質感の豊かさに他ならない。過去から受け継がれたタイルと新しいタイルが、これからの時間を刻んでいく。

 非住宅部門

リトナ箱根 客室
株式会社to-ripple

設計 株式会社to-ripple 撮影 見学友宙

空間の個性を引き立て、境界をあいまいにする二つのタイル
箱根の動物共生型ホテルの客室。“Return to Nature”をコンセプトに、宴会場から客室に改修を行なった。愛犬と共に豊かな時間を過ごすため、リビングと浴室が交差する一角をインナーテラスとして外部化した。暖炉周りには存在感のある大理石調タイルを纏わせ、空間の核をつくる。浴室は深みのあるダークトーンのタイルで壁・床・浴槽を一体に仕上げ、洞窟のような没入感を生んだ。対照的な二つのタイルがテラスを介して呼応し、それぞれがテラスを引き込み同一空間に取り込もうとする。タイルが作る個性が空間体験を豊かにする。

NORTHERN EIGHT COFFEE 北千里店
株式会社UCM

設計 株式会社UCM 田尻元子 撮影 amana / INFOTO 宇津木健司

“ゆるさ”と、本物から漂う“上品さ”
神戸市北区に1号店を構える、ミッドセンチュリー建築にLAスタイルのヘルシーな料理を提供する「ゆるくて上品」をコンセプトのカフェの3号店。アーストーンを基調とした温かみのある配色に、“本物”にこだわった木天井や家具を採用し、空間を心地よく引き締める。やわらかな色合いが生み出す“ゆるさ”と、本物から漂う“上品さ”でコンセプトを表現。さまざまなシーンに自然と寄り添う居心地のよさを実現。開放的でありながらも洗練された空間の中で、忙しい毎日にちょっと一息入れる、優しいひとときを過ごせるカフェ。

床壁/「アベニュー」NUR-200-A-51
ショーケースカウンター腰壁/「アベニュー」NUR-90-A-51
厨房壁/「ディンマ」DIM-01

BurgerPOLICE Kyoto
KARAKO株式会社

デザイン KARAKO株式会社 大越成野

和の情緒を再編集したコンテンポラリー和空間
京都祇園に初出店したBurgerPOLICEの新店舗。1階は厨房とカウンター、2階はメイン客席で構成される。京都の小道を抜ける風や、日本建築の襖・屋根を着想源に、各要素を分解し、異なる素材や表現へ置き換えて再構築した。2階客席の壁面に用いたタイルは、襖のような面の構成を現代的に翻訳する要素として計画。光を穏やかに受け止める質感が、空間にやわらかな反射と奥行きを生み、暖簾や提灯の揺らぎを引き立てながら、店内に静かな余韻をもたらす。祇園の格式ある街並みの中で、ハンバーガーとビストロ料理を味わいながら、日本の美意識とこの地ならではの風情を、滞在を通して体感できる空間とした。

「コルマール」CLM-80・「エスマルタード」APC-G1051-M・「コンセクティーヴォ」ABI-AC8713「エクラージュ」ELR-122
「ベアリクス」BEA-11

Switch Center
株式会社渡邉健介建築設計事務所

施主 AGC株式会社 鹿島工場 設計 株式会社渡邉健介建築設計事務所 撮影 鳥村鋼一

心身を整えるための建築
工場で働く人々が心身のモードを切り替えるための厚生棟の計画。マスタープラン上必須であった6mの階高を活かし、構造と設備を合理化したメガストラクチャーの上下に自然光が降り注ぐ更衣室と食堂、浴室を配置し、おおらかな空間を創り出した。2階更衣室から6m階下の浴室への動線は、地下へ潜るような洞窟的体験を生み、浴室内のグレーのタイルは空間に静けさを与え、白いタイルで構成した浴槽はトップライトからの自然光を柔らかく反射する。食堂のベンチシートの白いタイルは、浴槽同様に吹抜けから降り注ぐ光で満ちた象徴的な空間を創る。光を受け止めて拡散する装置としてタイルを用い、働く人々の心身を整える空間を目指した。

往来 / ourai
株式会社コプレイスアーキテクツ

設計 株式会社コプレイスアーキテクツ 小松剛之+戸井達弥 撮影 西優紀美

行き交うひと時をつなぐタイル
長野県小布施町にあった、かつて豆腐屋兼住宅を、宿泊・飲食・コワーキング・事務所機能をともなった複合施設にリノベーションした。多様な人々が行き交う空間を自然につなぐ存在として、ひとつなぎのカウンターを施設の中心に設けた。温かみあるタイルの色合いが、豆腐屋の入口で長く使われていた煉瓦、解体工事によって現れた既存鉄骨と調和する。これまで積み重ねてきた時間、新たに刻まれていく時間がシームレスにとけあう。タイルの表面は、光を柔らかく取りこみ、時間の移ろいによって豊かな表情を見せる。曲線を描くタイルが、行く人来る人を優しく送りだし、迎える。多様でありながら、ひとつ。タイルが、人々のひと時をつなぐ。

栄楽館 展望風呂「萩姫の湯」
横井創馬建築設計事務所+マーマル建築設計事務所

設計 横井創馬建築設計事務所+マーマル建築設計事務所 撮影 福田駿

個人の体験に応える帯状のレイヤー
団体旅行から個人旅行へと旅のスタイルの変化に合わせた老舗旅館の大浴場から展望風呂への改修である。華美な既存ホールから徐々に装飾をそぎ落とし、心身が解き放たれる緩やかなグラデーションをもつ帯として、湯と風景に向かう構成とした。各レイヤーでは床から壁へと同一のタイルを連続させ帯状の空間を強調。同素材でも使う場所により四季や一日の変化による多様な陰影を拾い、タイルの表情が空間に奥行きを与える。また、衣服を脱ぎ捨て、触覚が研ぎ澄まされる空間において、R壁や角の丸いタイルの選定など人に優しく寄り添うよう配慮した。歴史と現在、装飾と実用性、湯と風景。その間を横断する帯が訪れる人の心身を包み込む。

大江戸温泉Premium 岩手花巻
ジーク株式会社

設計 ジーク株式会社 小笹美羽 撮影 鷲津公幸

受け継がれてきた自然の彩り
岩手県花巻市の深山に位置する旅館の全館改装工事。床から天井一杯の開放感ある窓から見える自然の景色を活かし、外・内の境界を無くしたラウンジ空間。木のアースブラウン色に包まれた心休まる静の空間に、木漏れ日が降り注ぐ自然光と新緑のコントラストを活かし、動のリズムとアクセントを加えることで程よい関係性を実現化した。ロビー中央の吹き抜けを貫くシンボリックな6本の柱は、聳え立つ大樹に見立て、自然の力強さを表現、間接照明の効果で、艶やかで鮮やかな緑色の表情を引き出した。木の葉を彷彿とさせるモザイクタイルは、暖炉の暖かさとともに特別感を演出させる。

柱・暖炉・ブックカウンター/「クロジョーロ」MRZ-F7020
暖炉天板/「ヴィンセント」VIC-04

昭和建設株式会社本社ビル
大和ハウス工業株式会社

自然と人間の共生
福岡県久留米市のハウスビルダー本社建替計画である。久留米市との対話の中で民間におけるZEB普及に苦慮している事が判明した。その上でLCCO2削減型の先導的ZEB事業に取り組み、市の環境像である『自然と人間の共生』を今計画のテーマとした。ホールは久留米の水源である筑後川の中州を表現する為に「クレイドロップ」を選定、受付背面には久留米絣を採用した。また来賓エリアでは外と中をシームレスに繋ぐ事で自然と人間の共生を体現した。本空間には天然石の質感のあるタイルを採用する事で久留米の原風景を再現した庭園を引き立てている。柱梁は福岡県産の桧で被覆しタイルとの調和を図ると共に独特の香りで訪れる方々を迎えている。

OHASHI HILL
株式会社BAS建築設計

設計 株式会社BAS建築設計 撮影 石井紀久

街と人をつなぐ、都市の丘
福岡市の「ゆめアール大橋」跡地活用事業として計画された複合商業施設です。「ウェルネス」「多様性」「環境」「文化芸術」をコンセプトに、地域に開かれた新たな交流拠点の創出を目指しました。建築は、地層のように重なる植栽帯と曲線的なフォルムによって、都市の中に丘のようなランドスケープを形成しています。シンボリックな屋外階段が各階を緩やかにつなぎ、人々の回遊や滞留を促します。また、コンクリートやスチールによる現代的で力強い構成に対し、低層部には焼成レンガやタイルを採用することで温かみと親しみやすさを付与し、街と建築、人と場所をつなぐ空間を実現しています。

屋外広場腰壁/「バンデラブリック」BDB-06
階段蹴上/「煉瓦」131Y
エレベーターホール床/「特注品」B240802

if - hotel -
株式会社F.S.DESIGN

設計 株式会社F.S.DESIGN 撮影 岩田修平

非日常空間を彩りながら陽の移ろいを感じさせるキッチン
街中にあった築65年のRC造の元製氷工場跡の2Fを1日1組限定の「 if - hotel - 」というHOTELに改装した案件で宿泊施設としての利用なので実用性があまり必要でない簡易キッチン(下部台下冷蔵冷凍庫)3方向を「クロジョーロ」でまとめ存在感をもたせた。南向きの窓を近くに配置し陽のあたり方で表情を変える「クロジョーロ」の面白さを採用。空間の色彩をグレー・ブラック・木目と3色をメイン構成で決め、この3色と相性が良い「クロジョーロ(MRZ-F7020)」の華やかな緑で〆る事とした。壁の仕上げも既存天井に合わせ左官仕上げで壁に表情を出し使用する北欧家具との相性や照明も北欧の照明で空間を統一した。

南房総のユニットヴィラ
松本樹+有限会社堀内鋼業

設計 松本樹+有限会社堀内鋼業 施工 林田タイル工業

インダストリアルからラグジュアリーへ -タイルによる価値の転換-
本計画は、工場で事前組立された海上コンテナ15基を現場で組み合わせる「コンテナ建築」を採用する事で、短工期かつ低コストでハイエンドなヴィラの実現を試みたものである。ユニット化により工期・コストを圧縮する一方で、コンテナに用いられるコルゲート鋼板は広く倉庫として流通するコンテナの記号的存在であり、ヴィラに求められるラグジュアリーさとは相反する印象を与えてしまう。そのため本計画は、床・壁・天井に用いられる素材を白で統一する事でコルゲート鋼板の記号性を和らげ、更に屋内外の床・外構壁に大判のタイルを採用する事で、合理性故にインダストリアルな印象を与えるコンテナ建築をラグジュアリーな物へと転換した。

riche苦楽園
CROP DESIGN

花と空間の関係性
店舗設計のコンセプトは、花を主役としながらも、空間そのものが静かな背景としてその存在を際立たせることにある。外観はマットな白壁で構成され、通りに対して控えめながらも品のある印象を与える。大きな開口部からは内部のディスプレイが自然光に照らされ、通行人に柔らかな花の表情を覗かせる。インテリアは、ベージュトーンを基調とした落ち着いた空間構成。中心に設けられたカウンターは、グレー系のタイルと大理石調の天板による素材のコントラストが特徴で、花の色彩をより引き立てる装置として機能する。バックカウンターの棚には小物やベースが整然と並び、ライティングによって立体的な陰影を生み出している。

OIMACHITRACKS
株式会社JR東日本建築設計

提供 JR東日本

アウトモールの建築空間デザインと呼応する水・森・風を表現した壁
OIMACHITRACKS内のアウトモール2~4階に位置する客用トイレ。トイレのデザインは、建築による大井町の大地の再生、かつて権現の森だった土地の記憶、この二つの階層をリンクさせWater、Forest、Windを構成要素とした。アウトモール部分のデザインコンセプトは、2階は大井の水の通り、3階は権現の森の通り、4階は空にぬける風の通り、としておりトイレのデザインはそれに呼応するよう2階は湧水のゆらぎ、3階は木漏れ日のきらめき、4階は風のそよぎを表現している。アウトモールの建築空間デザインと緩やかに連続するデザインとしコンパクトなスペースながらも心地よい空間となることを目指した。

ラビスタ熱海テラス
株式会社石井建築事務所

熱海の記憶を映すタイル「熱海夕照の湯」
海と山に囲まれた温泉地・熱海に位置するリゾートホテルの貸切風呂の計画。本施設では4種類の貸切風呂を用意し、それぞれに異なる空間体験を提供している。目の前には熱海の海景が大きく広がり、湯につかりながら非日常的な時間を味わうことができる。そのうちの一つ「樽風呂」では、壁面に浮世絵師歌川国貞の「名勝八景相州熱海夕照」をモザイクタイルで再構成した壁画を設置した。江戸時代に描かれた熱海の海景をモザイクタイルで表現することで、目の前に広がる現在の海景と呼応させ、時代を越えて連続する風景体験を創出している。

過去の開催情報

第10回

Design Award 2025

第9回

Design Award 2024

第8回

Design Award 2023

第7回

Design Award 2022

第6回

Design Award 2021

第5回

Design Award 2020

第4回

Design Award 2019

第3回

Design Award 2018

第2回

Design Award 2017

第1回

Design Award 2015