FINALIST 2020

「Garage House + Garden」をデザインコンセプトに、浮遊する木屋根が印象的な、ぬくもりのあるマテリアルと植物に囲まれた気持ちの良い空間を創出。ガラス張りのファクトリーとオフィス、お客様とスタッフが共有できるキッチンと開放的な中庭テラス、TSUTAYA選書によるブックウォールのあるリビングなど気持ちの良いガレージハウスを空間全体で感じることのできるデザイン。

「広場へつながる道」をコンセプトにそれぞれの通りをデザインストーリー化。光の演出によって生まれ変った「泉の広場」はシンボルを中心に人が集い回遊する。「扇町ゾーン」はランブリングを楽しみながら大通りを歩けるよう床のリズムと天井の銀杏レリーフが暖かな間接照明に照らされる。大阪の大動脈の新御堂筋下は「NOMOKAゾーン」として歴史ある橋脚躯体を露わにガード下に軒を連ねる店の明かりが交差したカオス感あるバル街を創出している。

当プロジェクトは、既存のゴルフ場施設の全面リニューアル工事です。 デザインコンセプトとしては、利用者の方々の年齢層を踏まえて、第一印象をオーセンティックなものとし、 各所に“自然モチーフ”を簡略化、抽象化したような造作やマテリアルを用いることで、よりアート的な要素を持った現代的なゴルフ場施設を目指しました。 その中で、お客様用トイレにて「マグネタイト」の計４色を使用させて頂きました。 採用理由としては、十分な防滑性を担保しながら、平と粗目の見た目がほとんど変わらないという点と、その表情が多様で、ボタニカル感（自然素材）が強く感じられたという２点です。

プライベートサロン。人は可愛くも優しくもセクシーにもなれる。 そんな様々な見方のできるデザインにしました。

目の前に広がる瀬戸内海を満喫出来る大浴場。 今回ご依頼いただいた改修の主軸である。 淡路島も見渡すことのできる明るい海は「山水」の「水」。 そしてピクニックやキャンプも出来る「山」。 ここに来るまでの森の木漏れ日を、葉っぱのタペストリーに見立て、浴槽正面の壁に表現した。 あたりが暗くなる頃には、温かみのある照明が葉のシルエットを浮き上がらせ、一層美しく、幻想的な空間になることだろう。 使用タイル「クロロ」は、織部 50％の割合ですべての色とサイズをミックス。 大きめの骨材を使った目地で、ざっくりとした風合いに仕上げ、土のような質感を出している。

本物件は既存店舗のリニューアル。既存デザインを継承しながらも、一風堂が使用している有田焼のどんぶりと同じ素材の磁器質タイルを用いて、看板商品である革新派の“赤丸”を表現することを試みた。 様々な具材がワンボウルで奥行きと調和のある1つの料理となっている赤丸を、大きさの異なる7種類の多様なタイルで表現。混ざり合うことで1つのデザインとなる、8ビットのような赤い壁面を構築した。 増殖するようにも見えるマテリアルの変化が、企業理念の「変わり続ける」というイメージを与え、 同じ赤色でも様々な表情を見せてくれるタイルの特性が空間に奥行きと深みを与えてくれた。

大阪西梅田、ラグジュアリー向け商業施設のハービスプラザに 「大人のオトコの遊び心」をコンセプトとした男性向けドレッシングルームをデザイン。 身なりを整えるパウダーコーナー、くつろぎのあるラウンジ、フィッティングルームを有し、自由に利用できる高感度なケア用品や香水も揃えた。洗面前にはいちょう柄のタイルを配し空間のポイントとした。和の質感も持ち合わせたこのタイルは空間に安心感と深みを与えてくれ、ホテルでも商業施設でも見ないラグジュアリーなレストルーム空間となった。また女性トイレにはブラインドから光が差し込んだかの様に見えるタイルを洗面前に配置。窓辺で身なりを整えるような爽やかな空間になった。

沖縄県の北部にある「ナゴパイナップルパーク」は 40年以上に渡り、多くの人々に愛されてきたテーマパークです。 同施設はパイナップルを用いた様々なおもてなしでパイナップルの魅力を伝え、多くのお客様に愛されてきました。 日本初のパイナップルワイナリーである同施設は、初めてワインを飲む若い世代にも受け入れられやすいフルーティなワインを製造しており、新しい世代のお客様にも馴染みやすいカジュアルさを全体のデザインで表現しています。 リノベーションにあたり、ワインが持つ上品なイメージを残しつつ、パイナップルの爽やかな甘さや表皮を連想させる格子状のパターンをタイルに落とし込み、視覚的にも楽しめるデザインにしました。