DA2023住宅部門|特別賞(チャレンジ賞)

南城の長屋

設計 株式会社国建 新田武志
※屋根部分にタイルをご使用の際は、適切な施工方法をご検討ください。


二世帯を包む屋根

沖縄の内陸部に位置する2世帯住宅である。2世帯を包み込むように大屋根がかかり、アマハジ空間という軒下空間を生み出している。この軒下空間は、直射光を遮り、窓を開け心地よい風を取り込むためにも重要な役割を果たす。屋根形状は切妻屋根とし、深い軒の出とすることで、内外のつながりを生み出している。また、コンクリート打ち放しの壁と対比させ、地面から浮いた大きな岩のように壁に負けない重厚感の屋根を演出した。2世帯の住戸は中央の中庭を囲うように配置されており、1本のシンボルツリーが植えられている。この中庭には、洞窟に差し込む光のように屋根がVoidとなって、各住戸に光をいざなう。

使用品番


ラバーニャ  CCC-U7680