DA2020住宅部門|銀賞

1 Livingの家

茂木哲建築設計事務所 茂木 哲
撮影:山内 紀人
 


1つの大きなリビング、浴室も1つのリビング

築40年の庭付き団地をリノベーションした計画です。 庭を部屋のどこからでも眺められ、子育てがしやすいよう全体が1つのリビングとなるプランを採用しました。より広がりを感じるために浴室をリビングの一部としたことが特徴です。 庭が眺められる開放的な浴室には唯一の間仕切りとして、タイルで仕上げた腰壁があります。この腰壁は水仕舞いができるとともに、和室の設えとして繊細な表情を持つタイルが必要でした。この腰壁があることでキッチン側からは浴槽が見えず和室の連続として空間の広がりだけを感じることができます。 タイル工事が減っている昨今ですが、浴室を空間の主役として設えることで活躍の場が広がると考えています。

使用品番


エリアボーダー彩 LB-9742